家計簿で簿記をマスター

家計簿をつけながら簿記をを覚えましょう。簿記の基本は家計簿にあり!
簿記を覚えると良いことがいっぱいです!

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普段の生活から簿記を実践してみよう


お待たせしました。いよいよ簿記の実践に入っていきます。ここでは、普段は家計簿に付けている内容を簿記で考えるとどうなるか?ということを中心にお話していこうと思います。いくつか例を挙げますので、家計簿のかたちと簿記のかたちとを比較しながら見ていきましょう。

例1)2月10日に現金で電車代500円を払った場合
※家計簿ではこうなる!
交通費
家計簿の場合は交通費という費目で500円の出費が発生したことが分かるよう、転記を行います。
※簿記ではこうなる!
交通費
簿記の場合は旅費交通費という科目で500円の費用が発生し現金が500円減ったことが分かるよう、転記を行います。費用の旅費交通費は借方に、資産の減少である現金は貸方に記録します。

例2)2月10日に振込で携帯料金10,000円を払った場合(その際に振込手数料210円が発生した場合)
※家計簿ではこうなる!
通信費
家計簿の場合は通信費という費目で10,210円(振込手数料込み)の出費が発生したことが分かるよう、転記を行います。
※簿記ではこうなる!
通信費
簿記の場合は通信費という科目で10,000円(携帯代金)の費用が発生し、更に支払手数料という科目で210円(振込手数料)の費用が発生し、普通預金が10,210円減ったことが分かるよう、転記を行います。費用の通信費と支払手数料は借方に、資産の減少である普通預金は貸方に記録します。

例3)2月10日にクレジットカードでガソリン代金5,000円を払った場合
※家計簿ではこうなる!
家計簿の場合はクレジットカード会社からの引き落としがあった時に初めて家計簿に記録するのが一般的ですので、クレジットカードで支払いの手続きをした時点では、家計簿には何も記録しません。
※簿記ではこうなる!
車両
簿記の場合は、まず車両維持費という科目で5,000円の費用が発生した旨を借方に記録します。また、クレジットカードで支払の手続きをした時点では現金や預金の残高は減少していませんが、いずれはクレジットカード会社に支払わなければいけない金額は確定しています。こういう場合には、未払金という科目で5,000円の負債(借金)が発生した旨を貸方に記録します。

いかがでしょうか。そんなに難しくはないな、と感じた人が多いのではないでしょうか。普段から家計簿に付けている内容や普段の生活の中で発生するような取引を思い浮かべてもらうと簿記は意外にすんなりと頭に入ってきます。

次のページでは応用編。簿記の特有の取引を少し紹介します。

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