家計簿で簿記をマスター

家計簿をつけながら簿記をを覚えましょう。簿記の基本は家計簿にあり!
簿記を覚えると良いことがいっぱいです!

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予算と実績を見比べると・・・


前回までに、費目ごとの1ヶ月分の予算を決めて、実際の1ヶ月分の実績を家計簿に転記しました。最初にもお話したように、家計簿はつけているだけでは意味がありません。家計のムダを見つける為に、費目ごとに予算と実績とを見比べていきます。さて、今月は予算通りにやりくりが出来ているでしょうか。

1.実績を費目ごとに集計します。

予算を決める時には、費目ごとに金額を決めていきました。予算と実績とを見比べるためには、実績の方も家計簿から費目ごとに金額を集計する必要があります。それでは、1ヶ月分の実績金額を費目ごとに集計してみましょう。

職業・主婦費:30,000円
食費:35,000円
住居費:500円
被服費:15,000円
保健医療費:1,000円
自動車関係費:6,000円
水・光熱費:9,500円
理容衛生費:6,000円
交通費:3,000円
通信費:12,000円
教養娯楽費:7,000円
合計:125,000円

合計で125,000円になりました。あらら、予算オーバーしているようです。どこでムダが発生しているのでしょうか。

2.予算と実績との対比表を作る

さて、費目ごとに実績の金額を集計したら、予算と実績とを費目ごとに対比します。こうすることで、どこで予算をオーバーしたかが見えるようになります。

☆予実の対比☆
予算と実績

3.ムダな支出を見つける

予算上は、月の支出は114,000円ですが、実際には125,000円の支出が発生しています。費目ごとに見てみると、被服費、理容衛生費、教育娯楽費が大きく赤字になっていることが分かります。特に被服費に関しては改善が必要だと言えます。家計簿に遡ってみると、2月12日に靴と鞄の購入で 15,000円の支出が発生していますが、予算通りの実績を出す為には、我慢しなくてはならない支出だったようですね。

さて、ここまでで、費目ごとに予算を決めること、実績を家計簿に転記すること、予算と実績差異からムダな支出を見つけることを、実際の例をもとにして説明してきました。
予算の決め方やムダの見極め方には正解はありません。上の例では被服費を削減するという結論になりましたが、被服費は削らずにその分の食費を削減する、という結論でも良いのです。目的を達成するために、更にどの程度の支出の削減が必要なのか、また、どの費目で削減が可能なのか、ということを家計簿から見つけることが大切です。

次のページからは、いよいよ簿記の話に入っていきます。頑張りましょう!

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