家計簿で簿記をマスター

家計簿をつけながら簿記をを覚えましょう。簿記の基本は家計簿にあり!
簿記を覚えると良いことがいっぱいです!

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簿記の基本をおさえよう


いよいよ簿記の話に入っていきます。まずは基本。簿記で使う用語を覚えてしまいましょう。簿記って意外に簡単です

1.仕訳とは?

皆さんは仕訳という言葉を聞いたことがあるでしょうか。「初めて聞いた」という人が殆どではないかと思います。企業は何かを買った時や売った時に仕訳という方法でその取引を記録します。皆さんも何かを買った時には家計簿に記録しますね。その時、「これは何に使ったお金なのか?」という取引の内容によって費目を使い分けていると思います。企業も同じ。「これはどんな取引なのか?」という取引の内容によって科目を使い分けることを仕訳と呼んでいるのです。

2.科目とは?

家計簿をつける時には、決められた費目ごとに金額を記録したと思いますが、簿記になるとこの『費目』が『科目』という名前に変わります。科目=費目ということですね。

3.借方、貸方とは?

ここが肝になるところです。簿記では、取引を記録する時に、借方と貸方のそれぞれに科目と金額を当てはめていきます。例を挙げてみましょう。

例)2月10日に文房具を現金で5,000円分買った場合
消耗品

上の例の仕訳では、借方に『消耗品費』という科目を、貸方に『現金』という科目を当てはめています。金額はどちらも5,000円です。だいたい想像がつくと思いますが、これは『消耗品費』(=文房具)という費用が発生して『現金』という資産が減少したことを表しています。これは、何かを買えば費用が発生して資産が減る、何かが売れれば収益が発生して資産が増える、という具合に、1つの取引には必ず2つの意味がある、という考え方に基づいている為です。借方と貸方について以下にまとめてみます。

・費用が発生して資産が減るケース
(消耗品を購入した場合など)
  借方:費用科目
  貸方:資産科目
  例 :(借方)消耗品費/(貸方)現金
・収益が発生して資産が増えるケース
(商品を販売した場合など)
  借方:資産科目
  貸方:収益科目
  例 :(借方)現金/(貸方)売上
・負債が増えて資産も増えるケース
(銀行からお金を借りた場合など)
  借方:資産科目
  貸方:負債科目
  例 :(借方)現金/(貸方)借入金
・負債が減って資産も減るケース
(銀行にお金を返す場合など)
  借方:負債科目
  貸方:資産科目
  例 :(借方)借入金/(貸方)現金
・資産が減って別の資産が増えるケース
(土地を売って現金が増える場合など)
  借方:資産科目(増える分)
  貸方:資産科目(減る分)
  例 :(借方)現金/(貸方)土地

上の5パターンはそのまま覚えてしまいましょう。さて、これさえ覚えてしまえば簿記の基本はおさえたことになります。次のページでは、家計簿を付けながら簿記を実践します。

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